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ご挨拶

 募集に先立ち、まずは平成30年北海道胆振東部地震により被災された皆さまに、謹んでお見舞い申しあげます。
 そのおりは、多くの方々から温情あふれるお心遣いを賜り、感謝の念に堪えません。震源にごく近かった追分ファームリリーバレーでは、施設の損傷や道路の地割れといった被害を受けました。復興に向けてスタッフ一丸となるなか、同出身のクラブ馬ルヴァンスレーヴがチャンピオンズカップを制覇し、JRA賞最優秀ダートホースの名誉へと輝いたことに、どれだけ勇気づけられたことでしょうか。
 昨年の当クラブを振り返れば、ほかにもジュールポレールが雨中の大激戦を制すなど、G1・Jpn1を計4勝することができました。栄光のゴールを駆け抜けた瞬間や、優勝の記念撮影、祝賀会で触れることのできた無数の笑顔は一様に眩しく、時を経ても美しき思い出のまま色あせることすらないでしょう。そして年末には、ペルシアンナイトとサングレーザーで初の海外遠征も果たしています。このように結果を残すにつれ、温かなお言葉を頂戴する機会が増えてきました。今後は上記に匹敵するほどの活躍馬を次々に輩出し、信じてくださる方々へいっそうの恩返しを――そう切に望んでいます。
 リリーバレーとしては、充実の施設をどのように使いこなすかが重要な案件でした。データを細かく分析し改善に努めるという地道な作業を繰り返したため、ことのほか時間を費やしたものの、ここにきてようやく答えを見いだし、正しい道筋をたどり始めました。一方、ソフト面にあたる人材に関しては、なによりも彼らの精悍な表情に成長ぶりがうかがえます。いまやもう抜本的な改革の必要はありません。あとは繁殖やイヤリングもあわせた全部門で、各々が任務を遂行するさいの精度を高めるのみです。デビューの早期化、勝ち上がり率など成績の飛躍的向上は目前に迫ってきました。
 本年度の募集馬においても、その造りを見れば底上げできている事実は明白です。走りを阻害しかねない欠点、能力や将来性の疑問符といったリスクを抱える馬を徹底的に排除しました。厳選の末に残ったのが以下のメンバーで、群雄割拠の昨今を勝ち抜くにふさわしい精鋭が揃った印象です。名だたる種牡馬の仔に、ドゥラメンテとモーリスの初年度産駒が加わりました。父フランケルという世界的な良血馬や、牧場に初めてのG1勝ちをもたらしたゴールドアリュールの貴重なラストクロップも含まれています。母方へと目を移せばフレッシュな顔ぶれで、期待の大きさは計り知れません。
 このたしかな原石から輝きが放たれるように磨きあげ、皆さまの心をいっぱいに充たすことが我々の使命です。全うするうえで特に求められているのは正確なジャッジであり、結果を出すまでのプロセスも軽視してはなりません。また、すでに独自の取り組みを行っていますが、クラブサービスは魅力的なものへと絶えず更新し提供する義務があるでしょう。愛馬情報の発信ひとつを取っても、より詳しく、よりスピーディーにお届けすることが大切です。すべてのシーンでもっとご満足いただけるよう、常日ごろから誠実かつ謙虚な姿勢を崩さず、“顔”を思い浮かべながら行動することを引き続き徹底してまいります。
 さて、G1サラブレッドクラブの1歳馬募集は平成22年にスタートし、令和元年で10回めを迎えました。ひとえに会員の方々のおかげと深謝いたします。大きな節目に追分ファームの提供馬を増やすことにより、合計で60頭と過去最多の頭数を募集するに至りました。新たな時代に託す強い意気込みを感じていただけますでしょうか。のべ2,400口分の出会いを楽しみに待ちつつも、デビュー後の勇姿や夢のような光景に想像は膨らむばかりです。壮大な物語を皆さまとともに描いていくなかで、たくさんの興奮と感動までも共有することができれば、これほど嬉しいことはありません。

         株式会社G1サラブレッドクラブ 代表取締役 吉田晴哉

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